眼瞼下垂専門サイト。先天性、後天性の症状・原因の解説。診断(アルゴリズム)や手術の案内など。眼瞼下垂のコラムも掲載。
LOGO 眼瞼下垂ドットコム 主催:品川シーサイド皮膚・形成外科クリニック
定義及び症状
原因・分類
先天性
後天性
偽眼瞼下垂
その他
診断(アルゴリズム)
手術
コラム
お問い合わせ
品川シーサイド
皮膚・形成外科
クリニック
 東京都品川区東品川4-12-8
 品川シーサイドイーストタワー1F
 TEL:03-3471-1013
 
コラム
■地方で眼瞼下垂症をお悩みの方へ

インターネットで気軽に眼瞼下垂症の検索が出来るようになっている現在、関東圏外の地域から当院へ電子メールでの問い合わせが屡々ある。電子メールだけの情報だけでは限度があり、診断と治療を考えるにあたり、やはりその方の症状を実際に診察してみないと、手術には踏み切れない。殆どの方が自己診断による眼瞼下垂症で正解のことが多いのだが、小数ながら眼瞼下垂症ではないこともあるので、眼瞼下垂症かどうかを是非診断させてもらいたいのである。また、既往歴や治療歴に異常があると、局所麻酔で行うとはいっても手術が出来ない場合もありえるし、術中の危険や術後合併症を伴うこともあるので、よく相談する必要がある。

時には直接、新幹線などを利用して遠路にもかかわらず、時間を厭わずに来院される方もおられる。小生を頼って遠方から御来院して頂けるのは本当に有難いことではあるが、眼瞼下垂の手術を即日できるわけではないので、既往歴や合併症などがなければ、術前検査と手術予約をしてもらって次回手術することになる。
いずれにしても二度手間になって大変申し訳なく思っているのだが、近い将来、医療関連のIT技術革新や医療制度の改革が進めば、地方から来院される方の負担も軽減できるかもしれない。

その一方で、手術後6-7日間の東京滞在も大変気にかかる。
関東圏に親戚や知人がいるのであれば、居候させてもらって通院されるのが得策であろう。 しかし、そうでない場合、ホテルなどの宿泊施設に滞在を余儀なくされ、経済的負担と6-7日間の時間的・物理的拘束が必要になる。

手術後数日間は上眼瞼をガーゼで覆いながら患部を冷やすことになるので、下方視野の確保はできるが上方視野がガーゼに遮られてしまい、煩わしさで所作に制限を伴う。若ければ自分ひとりでも対応が可能であろうが、年配者にとっては不慣れな環境変化に対応するのに苦労することも多いのではないかと想像される。従って、出来れば術後数日間は身の周りの世話をしてもらえる家族・親族や知人と一緒に過せるのが理想的だろう。

術後数日すると上眼瞼の腫脹も軽快するので、日中はガーゼをはずして患部の軟膏処置だけになり視界は格段に改善する。勿論、抜糸するまでは、就寝中無意識に患部を触ることを防止するために、ガーゼや眼鏡などで保護する必要は言うまでもない。

余計な御節介かもしれないが、軽快して視界が良好になったら、ホテル内に一日中閉じ籠るよりは、サングラスと帽子を装用しながら、グルメ(飲酒は控えること)、近場の東京散策、音楽コンサート観賞、ショッピング、旧友との親交などをして、東京滞在を少しでも満喫するのは悪くはないか?(眼を酷使することはよくないので、映画鑑賞や演劇観賞、スポーツ観戦、美術館巡りなどは薦められないが・・)。

当クリニックは羽田近郊に位置しているため、鉄道や車による交通手段以外に。飛行機を利用して来院することも可能である。その場合、羽田到着後、羽田空港第1ビル(あるいは第2ビル)から東京モノレールを利用して天王洲アイルでりんかい線に乗換えて、品川シーサイド駅まで30分以内とアクセスも良好で、品川シーサイド駅から徒歩数分で雨にも濡れずに来院できる。また、当院数分以内にはホテル(ホテルサンルート品川シーサイド、ハートンホテル東品川)も近接しており、術後滞在に便利である。

2007.02.16

バックナンバー
copryright (c) Shinagawa Seaside Skin Care Clinic. All rights Reserved.【掲載の記事などの無断複写・転載等を禁じます。】