眼瞼下垂専門サイト。先天性、後天性の症状・原因の解説。診断(アルゴリズム)や手術の案内など。眼瞼下垂のコラムも掲載。
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定義及び症状
原因・分類
先天性
後天性
偽眼瞼下垂
その他
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手術
コラム
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品川シーサイド
皮膚・形成外科
クリニック
 東京都品川区東品川4-12-8
 品川シーサイドイーストタワー1F
 TEL:03-3471-1013
 
後天性
■Floppy eyelid症候群
締りが無くてゴム様の上眼瞼が容易に外翻される状態で、眼瞼下垂様を呈する稀な疾患である。肥満の40-50歳代の男性に多く、閉塞性睡眠時無呼吸をしばしば伴う。
眼球充血・炎症・掻痒ならびに粘液性分泌物などの症状を呈し、片側性あるいは両側性の上眼瞼結膜の慢性乳頭状結膜炎を伴うことが多い。
病理学的には、瞼板のエラスチン含量が著明に減少している。また、マイボーム腺の機能不全と萎縮があるため、最終的には瞼板の萎縮を生じる。
容易に上眼瞼が外翻するために結膜炎を生じやすいのが原因と考えられる。また、肥満や睡眠時無呼吸発作を伴うことが多いので、仰臥位になることが出来ずに、睡眠時に眼瞼が翻転しやすくなるために結膜炎になる。一方、締りの無い上眼瞼が眼球と適切な位置に無いために、涙液の拡散が不均衡になり、乾燥化して慢性結膜炎になるとの考えもある。
日中は等張性人工涙液の点眼を行い、夜間は眼軟膏塗布と必要に応じてアイシールドの装用や閉眼のためのテープ固定などをする。重度の場合は、外側の眼瞼縮小術などを考慮する。
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